連載「不登校の歴史」


 2011年2月11日~12日、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、「日本フリースクール大会」(JDEC)の第3回大会が開催された。
 
 主催は、NPO法人フリースクール全国ネットワーク(以下・フリネット)であるが、フリネットにとっては設立10周年記念の節目ともなる大会であった。
 
 フリネットの結成は2000年に日本で「世界フリースクール大会」(IDEC)が開催された翌年の2001年。フリネット結成日の当日、新聞に文科大臣が「自由のはきちがえが不登校を生む」と発言、すぐに抗議をせざるをえなかったことは語り草である。そのような状況は、10年後、どう変わったのだろうか。いや、どう変えることができるだろうか、一歩をすすめたい、そんな思いも込め、10周年イベントとして通常とはちがう企画も盛り込まれた。
 
 まず通常の「JDEC」は、大人のみで行なっている。夏の全国子ども交流合宿や秋のフリースクールフェスティバルは、子どもたちの実行委員会が企画準備を進め、スタッフや大人は子どもたちといっしょに準備を進める。しかし、フリースクールに関係する大人どうしの交流や政策提言の話し合いとなると難しく、「JDEC」は大人イベントとして開催することにしてきた。しかし、10周年ということでいっしょにやることになり、大人・子ども共通プログラムと、子ども・若者の独自のプログラムが企画され「JDEC子ども若者全国合宿」と銘打って開催。たとえばテーマトークには「妖精さんと出会う方法」「いじめ、いじめ自殺、不登校」があったり、ワークショップには、ドラマーの梶原徹也さんのリズム講座があったりして盛り上がった。


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