不登校新聞

320号(2011.8.15)

不登校の歴史 第320回

2013年08月05日 11:14 by kito-shin
2013年08月05日 11:14 by kito-shin

東京シューレ20周年




 2005年には、学校外の居場所・学び場・活動の場として存在してきた東京シューレが20周年を迎えた。
 
 1985年に誕生した東京シューレはフリースクールの草分けとして、また、その後の当事者の立場に立つ不登校に関する市民活動を支えた活動の中心として、20年維持・継続・発展できたということは、手前みそで恐縮だが、日本の不登校の歴史に大きな意味を持ったと考えていた。
 
 はじめは、小さな雑居ビルの一室で、いつつぶれてもおかしくない子どもの場であったが、居場所のあること、学校復帰にこだわらない価値観、一人の人間として尊重する子ども観などから、子どもたちは短期間に元気を取り戻す子が多く、6年目には120人のウェイティングリストができるほどで、王子ビルに移転した。
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