不登校新聞

296号(2010.8.15)

「不登校を考える県民の集い」長野にて

2013年10月22日 16:48 by kito-shin
2013年10月22日 16:48 by kito-shin


 「子どもたちの幸せな未来をみんなで考えたい」。

 第1回長野県『不登校を考える県民のつどい』実行委員になったみんなが願ったことです。不登校をきっかけとして集まった実行委員は、それぞれに悩んだ親がほとんどがです。

 地域のなかで不登校への理解も少なく、相談機関や支援団体にもつながることもできず、苦しんだ経験を持っていました。

 今回のつどいの目的は、不登校に悩む親はもちろん、子どもに関わるさまざまな人(親・学校・行政・地域)と子どもの未来をともに考えること。県内の各地域で活動する支援団体や親の会などが繋がること。長野県の子どもの幸せを考える人たちがひとつになるきっかけになること。そこから、連携と理解が生まれてくるにちがいありません。

 実行委員が慣れないながらも考えて工夫して、今回の「つどい」を手作りしています。体験発表・テーマ別座談会・命の歌コンサート・子どもの声・尾木直樹さんの講演会や、情報提供コーナーもつくっています。親のホンネアンケートやイメージキャラクター・シンボルマークの募集などの企画もしています。多くの人が集まって、みんなで考え合いたいと思っています。

 不登校のおかげでこうして子どもの未来を考えることができることに感謝しています。たくさんの方々のご参加をお待ちしています。(長野県・宮澤久美子)

関連記事

5・3憲法集会 6000人が参加

218号 2007/5/15

ロシアのオルタナティブスクールで国際大会

218号 2007/5/15

今月の子ども若者編集部は

410号 2015/5/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…