今年は世界天文年ということで各地でイベントが催される。ガリレオが天体望遠鏡を使って、初めて天体を観測してから400年の記念すべき年だ。

 東京では街灯の明かりが邪魔をして、星はほとんど見えない。星が見えたところで、私にはどれがオリオン座なのか分からない。それでも濃紺の空に名前もしない星がピカリと光っているのを見つけると、思わず空を見上げてしまう。光って見える星の光が、実は何百光年も前に光ったもので、もしかしたら今現在、その星はすでにないかもしれない。何百光年も前に放たれた光が何百光年も旅をして、やっと私の目にまで届くのかと思うと、なんだか不思議な気持ちになる。


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