幼稚園や保育園の子どもたちの登園しぶりや登園拒否の実態は、あまり知られていません。30数年にわたり従事してきた保健所での子育て相談では、年々増える傾向にあります。しかも登園圧力は小学生以上に強く加えられ、必死に抵抗しても無視される幼児の姿には痛ましいものがあります。

 幼い子は「いやだ」ということを、直接的にはっきり言います。「幼稚園(保育園)に行きたくない。お家にいる」「ママといっしょがいい」と。しかし、集団参加の第一歩は母子分離です。子どもが泣いていやだと言うのはあたり前という認識が保育現場にはあります。「泣いても喚いてもかまわないので連れてきてください」と保育者たちは戸惑う親を叱咤します。しかも近年、幼稚園の入園年齢が早くなり、かつては満4才入園(2年保育)か5才(1年保育)だったのが、満3歳入園(3年保育)や2歳(4年保育)も増えてきました。

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