少年事件の弁護や子どもの人権を守るための人権相談・学校事故や体罰など学校での子どもの人権侵害の救済など、子どもの人権の分野での幅広い活動で知られた弁護士の津田玄児さんが6月27日、84歳で逝去された。
07年5月、津田さんは、「おおむね12歳」で少年院に収容できるものとした法改正の直前だったが、本紙が『Fonte』だった当時の論説で「なぜ少年法改正か?」と題して一人ひとりの子どもの「育ち」を大切にする少年法制を崩すものと厳しく批判しておられた。
いま少年法適用年齢を18歳未満に引下げる法案が少年法制をさらに形骸化させようとする状況を前に、津田さんはどんなに心残りであろうか。
読者コメント