不登校の子どもたちのなかには、学校へ行っていない自分を責めすぎるあまり、自分で自身を傷つけてしまう場合があります。
直接的なものとしては「リストカット」に代表される自傷行為があります。また、間接的なものとしては「薬物依存」や「摂食障害」などがあげられます。
いずれにせよ、子どもたちのそうした行動を目の当たりにしたとき、医学の専門家でもない親はどう対応すればよいのか、迷ってしまうことがあります。その際の指針となる1冊をご紹介します。
本書の著者である松本俊彦さんは精神科医として、自傷行為をする子どもたちのカウンセリングはもちろん、自傷行為に関する調査研究もしています。
松本先生らの調査によると、10代の子どもたちのおよそ1割が自傷行為を経験しているという結果が出ています。
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