2020年のお正月には、誰も想定していなかった新型コロナウイルス感染は、地球規模に拡がり、パンデミック現象を引き起こした。
新聞によると11月2日現在、世界の感染者4608万人、死者119万人、日本でも感染者10万人、死者1775人を数えている。
このコロナ渦状況は、不登校の世界にも、もちろんさまざまな影響を与えた。多くの学校やフリースクールは、3月、4月、5月は休校状態にあった。
ステイホームが勧奨され、出勤・登校は自粛というなかで、不登校の子どもや家庭は落ち着いていたし、子どもは元気で、意欲的だった子が多いと感じた。
みなが在宅で暮らしている日常は、不登校で家にいる自分へのプレッシャーが軽かったのでは、と思われる。
「僕、ふつうだね」と明るい顔で子どもに言われた、と親の一人から聞いた。
まもなく多くの学校やフリースクールが、オンラインによるコミュニケーションや学習、子ども活動を始めた。
集団が苦手、人のなかに入るのは怖いと感じている子にとっては、リアルに教室で授業を受けるよりやりやすかった子がかなりいた。
そして、6月より部分登校、分散登校が始まり、少人数ずつのイメージに登校するようになった子、オンライン授業が助走期間になったのか、授業に出るようになった子もいた。
読者コメント