不登校新聞

545号 2021/1/1

「葛藤が生まれたとき、その答えも生まれている」説

2020年12月24日 15:10 by motegiryoga
2020年12月24日 15:10 by motegiryoga


『ひきポス』編集長/石崎森人さん

連載「仮説なんですが…」vol.41

 「学校へ行かなきゃいけないのに、行く気がしない……」。「起きなきゃいけないのに、起きる気力がわかない」。みんなこうして葛藤しますよね。何も悩まず生きられればいいのに、葛藤なんて人生のムダだ。そう思っちゃいますよね。だけど最近、あることに気づきました。

 葛藤が生まれたとき、すでにその答えは、自分自身の心の奥にあると。

 葛藤は、大きくわけると、3つの要素に分解できると考えます。「ありたい自分」「そのためにやらなきゃいけないこと」「本当にやりたいこと」です。

 たとえば、「働かなきゃいけないのに、何もする気が起きない」の場合だと「ありたい自分」はバリバリ働いてまわりに「認められている自分」。「そのためにやらなきゃいけないこと」は「働くこと」、「本当にやりたいこと」は「休息すること」。葛藤状態は、この一連の状態のどこかに、本心では望んでいないことが入っているから起きるんです。

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