不登校新聞

373号 (2013.11.1)

第20回「つらくならないためには」

2014年02月13日 15:55 by kito-shin


◎連載「ひきこもるキモチ」

 今回が支援者編の最後になる。脱ひきこもりから1年後に通った、国の職業訓練である。 
 
 『基金訓練』(現・求職者支援訓練)という制度は、かんたんに言えば無料で(場合によってはお金をもらいながら)職業訓練をさせてもらえる塾のような学校を指す。

 最初に応募したところが不合格になり、リクルートスーツを引っ張りだして別の夜間学校に受かった。職業訓練学校の世界も競争が激しい。そこはホームページ作成を教える学校で、アドビのフォトショップやイラストレーターなどのソフトや、かんたんなウェブプログラムを学ぶことになった。

 その学校に通うことが数年ぶりの実社会との接点になった。当然、まわりの人は精神を病んでいない。まわりも自分のことを精神を病んでいる人として配慮はない。僕はたんなる無職の27歳としてそこにいた。そのことは障害者として萎縮しないで済む自由もあったが、変わった行動をとれば奇異の目で見られる痛みもあった。最初の自己紹介時に想像以上の緊張に襲われてガタガタ震えた。アドレナリンが出すぎていたのだ。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

474号 2018/1/15

安冨さんは2013年から女性向けの服を着る「女性装」をするようになった。「...

473号 2018/1/1

2017年も、子ども若者に関わるさまざまなニュースが飛び交いました。そこで...

472号 2017/12/15

みんなが学校に行っている時間帯は「楽しいこと」をしてはいけないって思ってい...