不登校新聞

373号 (2013.11.1)

不登校の歴史 第373回

2013年11月06日 10:57 by kito-shin
 

◎不登校と医療、医学会

 
 目を転じて不登校と医療の関係に目を向けてみよう。不登校そのものは病気ではないが、病気にまで追いつめられることはある。また、病気にかかっていることが絡んで、不登校になることもある。
 
 病気ではないが、頭痛、腹痛、吐き気など俗に言われる身体症状が出ることも多い。眠れない、食べられない、逆に食べすぎる、めまいがする、全身に発疹が出る、朝起きられない、息切れがする、だるい、何もする気が起きない、などの身体の不調も出たりする。つらさや不安が大きいと強迫神経症や家庭内暴力も出てくる。
 
 このような状況から、日本では、不登校である子どもやその親が医療機関にかかるということはしばしば行なわれ、関係が深いとも言えた。
 
 本欄でも取り上げたが、80年代末には病気と捉えて入院をどんどん勧めていたある精神科医の業績が朝日新聞1面トップに「30代まで尾を引く登校拒否症」「早期完治しないと無気力症に」という見出しで取り上げられたことがある。
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