不登校新聞

583号 2022/8/1

不登校の子どもの心が元気になるために 親の対応で最も大切なこと

2022年07月27日 17:20 by kito-shin
2022年07月27日 17:20 by kito-shin

 「不登校は心のケガ」と話す不登校専門カウンセラー・阿部伸一さん。心のケガを癒し、安心してすごすために必要なのは、「否定しない」ことだと言います。子どもを否定せずに支えるために、親として何ができるのか、実例をまじえて語られた講演「不登校でも大丈夫」(2022年2月20日、主催・ぽくるーむ)のもようを抄録します(編集・飯田友美、茂手木涼岳)※写真は阿部伸一さん。

* * *

 こんにちは、阿部伸一です。不登校の子どもや親を対象に、カウンセリングや学習支援の会社を立ち上げ、活動をしています。不登校を考えるときに「早く元気になって学校へ行けるようになろうね」という発想があります。しかし、僕はこの発想は好きではありません。問題は学校へ行かないことではなく、子どもが元気でいられないことだと思っているからです。

 学校へ行くか行かないかは正直、どちらでもよい。お子さん自身が自分で学校へ行く、行かないを決められるくらい元気になってくれればそれでよい。それに今の時代は、不登校の経験があったところで将来にあまり影響はないですし、彼らが活躍する10年後20年後を考えたら、今以上にまったく影響はなくなるのではと考えています。

 僕は不登校を「心のケガ」というふうに例えています。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校は、ときに必要です。精神科医が語る子どもの今

572号 2022/2/15

学校へ行きたくない、休みたいと言う子に親ができる3つのこと

566号 2021/11/15

長引くひきこもりで家計が心配。お金の不安を解消する3ステップ

562号 2021/9/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

582号 2022/7/15

小学校1年生から中学3年生まで不登校だった中村隼人さん(21歳)。高圧的な態度…

581号 2022/7/1

今回お話をうかがったのは、小4で不登校をした立花由紀さん(仮名・30代)。小学…

580号 2022/6/15

小学4年生から始まった過酷ないじめ。困窮を極めた家庭生活。そんなどん底の生活の…