連載「ひきこもり時給2000円」vol.7


 同じひきこもり経験のある仲間たちに、僕は救われてきたと思う。仕事や家庭の事情で今は離れ離れになってしまったが、それでも、たまに集まるとなんだかホッとする。30歳で働きはじめてからもいろいろ困難はあったが、彼らがいてくれたからここまでやってこれたという感覚は強い。じかに会う機会は少なくはなったが、彼らの存在は、僕にとってのホームグラウンドみたいなものだ。
 
 彼らとはひきこもりの人の居場所で出会った。病院のデイケアやひきこもりの人の自助グループ、のちに自分たちで始めた神奈川にある自助グループなど。医療やカウンセリングにもお世話になった僕だけれど、同じような悩みを抱えた人が集まる居場所にはもっとお世話になった。ここで得た気づきがなかったら、僕自身の回復の歩みはもっとずっと遅いものになっていたはずだ。
 
 最初に行ったのは病院のデイケア。


この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。