東日本大震災では、誰もが「自分は何ができるだろうか」、「できることで少しでも力になりたい」と考えたのではないか。
 
 私たちはとりわけ、不登校の子ども、家庭、親の会や居場所の人たちがどういう状況に置かれているのか、気になった。東京シューレの募金プロジェクトに多数の方々が協力してくださり、現地に直接お金を送るやり方と、現地に実際に行ってできることという、2つの支援を行ない、2011年5月の1泊2日を皮切りに、そこから2年間、毎月被災地に行き続けることができた。
 
 連絡を取った東北のフリースクールでは、すでに一人のスタッフを石巻に常駐させ、公民館を拠点に地域支援を行なっていた。今はいのちと暮らしをどう守るかが最優先。登校も不登校もない。必要と思われる場所に行き、がれきの撤去、子どもの遊び場の確保、道路清掃など、なんでもやった。


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