不登校新聞

432号 2016/4/15

少年と午前二時

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 最終回

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 私の家においでよとは、どういう意味だろうか。返事に困っていると女は学校がある方を指さして、ここからすぐの所だから、と言った。そもそも…

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【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.10

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 女は赤い地面を靴の底で擦っている。まだ新しい、赤いスニーカー。擦っても落ちませんよそれ、と言っても、女は擦ることをやめない。僕も紺の…

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【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.9

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) もう何分間、僕の手は食パンを持っているのだろう。昨日から、何も食べていない。何か胃に入れなければと思えば思う程、食べたくなくなる。せ…

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【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.8

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 人を殺してしまった。あのマンションの前は、何度も通りすぎたことがある。10階以上はあるのかと思っていたけれど、実際は8階までしかない…

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【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.7

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) もうじき、午前が終わる。いつもより若干早いけれど、ぐちゃぐちゃになっている布団を少しだけ直して眠る仕度をしていると、家のインターホン…

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【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.6

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 原田さんを見つけ、とっさに反転した。このまま来た道を引き返していけば、電話をしていたあの女がまた現れるだろう。さっきの無礼を、きっと…

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【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.5

連載「少年と午前二時」第1話へ(全話無料) 食パンが、ジャムもマーガリンも何も付けられていない状態で売られていることは正しいと思った。誰もが美味しいトーストを食べたいと望んでい…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 426号 2016/1/15

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.4

連載「少年と午前二時」(全話無料) また外から声が聞こえ始めた。言葉まで、はっきりとは聞きとれない。聞こえるのは声だけだ。なぜ彼らは会話をするのだろう。会話をしながらでなければ…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 425号 2016/1/1

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.3

連載「少年と午前二時」(全話無料) 一度だけ、誰かが夜中にシャワーを浴びている音を聞いたことがある。ちょうど今くらいの時間、3時半ごろだった。布団の中、ふと目が覚めると、わずか…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 424号 2015/12/15

【公開】小説「少年と午前二時」 天埜裕文 vol.2

連載「少年と午前二時」(全話無料) 深夜の住宅街を歩く人間に、もし理由があるなら、なんだろう。あたりを見回してみても、歩いている人間はいない。理由がないから歩かないのか。歩かな…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 423号 2015/12/1

【公開】すばる文学賞受賞 不登校経験者 天埜裕文新連載開始

連載「少年と午前二時」(全話無料) 食パンに何もつけないで食べることは、きっとおかしいことなのだろう。アンケートを集計すれば、大多数の人間がマーガリンなりジャムなりを塗って食べ…

  いいね!   kito-shin kito-shin from 422号 2015/11/15

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