無理に学校に行かせようとするのはよくない。それはわかりました。でも、子どもが動き出すまで、親はいつまで待てばよいのでしょうか――。不登校に関する取材を10年続けるなかで、よく聞くテーマです。そんな想いからソワソワしたり、イライラしたりするときには「小さな変化に注目してみる」というのが一つのコツです。
 
 ずいぶん前になりますが、新聞社にかかってきた電話で、中学生の不登校の子を持つお母さんと話したことがあります。不登校して2年以上経つが、本人に何も変わりがない。待てども暮らせども、学校に行くそぶりさえ見られないと。
 
 「学校に行くか行かないか」という大きな変化にかぎって見れば、たしかに変わっていません。でも、本当に何も変わっていないのでしょうか。

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