高校から出席日数が足りずに留年が確定、通信制高校への転校をすすめられたがどうすれば――。ある日の親の会で涙ながらに語る親に、同じように高校をめぐって悩んだほかの親が語った実体験、そして子どもはその後どうなったのか。実例をもとに親の会主宰者が解説する子どもへの寄り添い方とは(連載「親の失敗談から見えること」最終回)。※画像はイメージです
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初めて例会に参加をされたAさんが、目にいっぱいの涙をためて、全日制の高校へ通う娘さんのことを話しました。
Aさんによると、子どもはゲームばかりしていて昼夜逆転の生活を続けています。これからのことを相談しようとすると、部屋に入ってしまいます。声をかけても出てきません。「高校を辞めたいのか続けたいのか、子どもの気持ちがわかりません」と、つらい胸の内を話してくれました。
担任の先生から「授業の欠課時数が、留年するラインをすでに超えています」と言われました。学年長からは通信制高校の資料を渡され、転校をうながされました。
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