不登校新聞

572号 2022/2/15

いつまで待てばいいの?不登校の子を持つ親が回避すべき落し穴

2022年02月14日 14:38 by kito-shin
2022年02月14日 14:38 by kito-shin

 「不登校の子を支えるために親がすべきことは、信じて待つこと」。とてもよく聞かれる言葉です。ですが、親としては子どもが心配で、「いったいいつまで待てばいいの?」と思ってしまいます。「子どもを待つ」とはどういうことなのか。自らも不登校経験者で、現在は支援員の古豊慶彦さんが「待つ」ことの本当の意味を教えてくれました(連載「元当事者からの不登校対応マニュアル」第11回)。※写真はイメージです

* * *

 不登校やひきこもりの子どもと関わるとき、大切なのは「待つこと」だと耳にした方は多くいらっしゃると思います。「信じて、まかせて、待つ」とあわせて聞いた方もいるのではないでしょうか。待つというのは本当に重要で、不登校やひきこもりの子どもと関わるとき、その根幹となり得るものだと考えています。

 しかし、この「待つ」、非常に難しいと思います。ここでは私なりの解釈をお伝えしたいと思います。待つことがなぜ難しいのか。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

寝るでも逃げるでもいい、つらさを乗り切る「術」を見つけて

577号 2022/5/1

不登校の子どもの心が回復するために必要な3つの対応

576号 2022/4/15

不登校・ひきこもりの子どもと話をしたいと思ったとき

575号 2022/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…