不登校新聞

282号(2010.1.15)

【公開】Q&A「息子の強迫性障害、どう関われば?」

2013年12月11日 15:12 by nakajima_


今回のQ&Aは、まず、PN.とっとさんから寄せられた質問を掲載し、次号にて小児科医・森英俊さんの回答を掲載する。

 強迫性障害と思われる13歳の息子のことで相談します。強迫性障害をどう考えたらよいのか、息子にどう対応していったらよいのか悩んでいます。

 息子は小学校1年の3学期から不登校で中学には入学から行っていません。地元の子どもの居場所にかかわり、そこでの仲間とすごすことを楽しみにしています。

 不登校を始めてから半年も経たないうちに、頻繁に手洗いをするようになり、排便の後始末が自分でできなくなり、母親の私が代わりにするようになりました。現在までかたちを変えながら続いているのですが、それによって、学校へ行かないことの不安やらでいっぱいの心のバランスをとって、日々元気にすごせているのかなと考え、そのうちなくなるだろうと安易に考えていました。ところがだんだん症状が大変になってきて、トイレに入ると私の手を借りてでも1時間以上かかるようになり、その後のシャワーではずっと私の「OK」「大丈夫」で確認しながら、3~5時間かかるようになっています。

 どうでもいいような細かい汚れが気になり、また私のやり方が気にいらないこともあり、親子どうしでイライラしてぶつかり合い、疲れ、落ち込んでしまいます。心のバランスをとるためのことと考えていたことが、目の前に立ちはだかっています。

 「学校に行かないで、遊んでばかりでこのままでいいのだろうかと、将来のことも不安だけど今はトイレのことが一番不安。寝ているときと居場所で遊んでいるとき、それから解放される。家にいても楽しくない。トイレに行きたくない」「家族にはおれの気持ちをわかってもらいたかったし、話してきたけれどわかってもらえないのが、わかった。自分と同じ境遇の人と話したい。居場所の仲間には恥ずかしくて言えない。お医者さんや電話相談には相手にされないと思うよ」と息子は言っています。

 本やネットで調べたり、親の会などで話してみても、医者にかかる必要があるようなのですが、その気にはなれないのです。というのも、専門家にかかったからといってよくなる保障はないどころか、かえって悪くなるのではと思ってしまうのです。

 また、息子は医者も薬もいやだと言っているし、息子自身の力でなんとか乗り越えようという気持ちがあるからです。「外にいるときこれを(汚いと感じること)抑えることができるんだよ。遊んでいるときも抑えながら忘れているけれど、家だと抑えられないんだよ、迷惑かけてごめんね」と言う息子を信じてこの問題と向き合っていきたいと思っています。こんな私たち親子にアドバイスをお願いします。

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