全国の児童相談所が相談を受け対応した児童虐待件数が06年度、過去最多の3万7374件(速報値)にのぼったことが、厚生労働省のまとめでわかった。90年の統計開始以降、過去最多だった05年度を2871件上回った。統計を開始した90年には1101件だった相談件数は年々増加の一途をたどっており、相談件数1万件を超えた99年より7年足らずのあいだに、その3倍を超える結果となった。
05年度から児童福祉法が改定され、各市町村でも虐待相談に応じるようになり窓口は分散されたが、おもに都道府県が所管する児童相談所の対応は全体として減っていない結果となった。
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