不登校新聞

255号(2008.12.1)

いじめ無視の学校を考える

2014年05月22日 12:15 by 匿名
2014年05月22日 12:15 by 匿名
 
 
 10月11日の「内田良子さんと『いじめ』について考える集い」の内容を、江別市登校拒否を考える会「もぐらの会」の谷口由美子さんに執筆してもらった。

 去る10月11日、北海道江別市にて「内田良子さんと『いじめ』問題について考えるつどい」を開きました。集会では、いじめに巻き込まれた3人の保護者と内田良子さんのパネルディスカッションが持たれました。3人の保護者のお話をかんたんにまとめます。

 Aさんの娘さんは、クラスにいじめがあることに気づき、それを担任に訴えました。しかし、担任はそれを無視し、いじめられていた子は不登校に。そして、今度は娘さん自身がいじめの標的になったそうです。Aさんは学校と何度も話をしたが、校長から「いじめなどない」などと言われました。Dさんは学校で孤立し「誰の顔もみたくない」と言って転校しました。Aさんは「学校は、ごまかすことしか考えていない」と話していました。

 Bさんは、子どもの骨折を機にいじめに気づいたそうです。担任は、いじめを認めたものの、なんの対応もせず、むしろ学校から「いじめっ子の親がダメだからあきらめて」「いじめなんかどこにでもあるんだから」と言われたそうです。いまBさんの子は不登校です。
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