かがり火

 本紙が届くころ、まさに国会では安保法案の強行採決が目前に迫っているのだろう。政府与党が数の力で推し進める国会内の情勢と選挙民の意識とのあいだの裂け目は広がるばかりだ。

 憲法に違反しないとの意見を述べる憲法学者は指折り数えるだけのごく少数で、圧倒的に多数の学者が「法案は論理的に憲法9条に違反している」と言う。山口繁・元最高裁長官をはじめ、法曹界の長老、歴代内閣法制局長官経験者、多くの市民に敬愛されるノーベル賞受賞の科学者、文学者、芸能人そのほか、各界有識者も憲法違反との異議の声をあげた。そして、子連れでも参加できる市民の法案反対デモが静かに広がっている。


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