親は笑っていればヨシ!vol.8
8月にNHKBSで「心と脳の白熱授業」という番組が放送された。3回連続でハーバード大学の心理学の教授が行なった講義のおもなテーマは「楽観主義と悲観主義」。
人間の脳には「物事を楽観的に良い方向に考える回路」と「不安や恐怖をともなった悲観的な方向に考える回路」があって、どちらの回路を選んでいるかで、その人の性格の傾向が決まる。
他人から見れば最低最悪の不運な出来事であっても、楽観的な回路を選択する人は「可能性」を捨てない。「この出来事にもなにかしら良い意味がある」と考える。
脳の傾向を科学的に分析した心理学者は「性格は変えられる」と語っていた。「難しいけれど、悲観的な性格も変えようと思えば変えられる」と。
5年で十分 長い? 短い?
それを観ていた私は思った。「難しくないよ」と。
そりゃあ時間はかかるけれど、5年もあれば十分だ。
この5年を長いと思うかどうかも、時間に対する考え方による。
短期的な思考で、今すぐにどうにかしないと間に合わないという考えの人は、いつも、そわそわして不安になる。
「子どもが学校に行かない…」ということが心労になる人は、短期的な時間間隔の人に多い。「1年や2年、どうってことない」という長期的な時間間隔の人は、焦らない。この時間に対する感じ方も、変えようと思えば変えられる。さほど難しいことではない。
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