不登校新聞

346号(2012.9.15)

鬼頭作品は、なにがおもしろいのか

2013年08月19日 11:55 by kito-shin

鬼頭作品に通底するもの 本質的な"優しさの視点”



 私が鬼頭莫宏作品と出会ったのは『ぼくらの』のアニメ放送であった。

 当時、抑うつ神経症をかかえながら必死で就職活動をしていた。当然ながら、顔色の悪い学生を雇う企業があるわけもなく、絶望的な気持ちで日々を生きていた。

 自分と重なる『ぼくらの』

 そんなとき、少年少女15人が、巨大なロボットに乗り、謎の敵と戦う。そして戦うと死ぬ、戦わなくても死ぬという逃れられない現実のなかで闘わされるというアニメを観た。

 『ぼくらの』は、当時、「戦う→就活する、内定取れずに落ち込む」「戦わない→否定はされない、しかし内定取れずに落ち込む」という自分の痛い現実とイヤというほど重なった。自分を重ねるようにどんどん惹きこまれた。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

4月から自立すると親に告げたが あてもなくギークハウスを取材

474号 2018/1/15

不登校して毎日バトルだった母が変わったきっかけは

472号 2017/12/15

中3で再登校へ、最初の一歩が緊張したけれど

472号 2017/12/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

474号 2018/1/15

安冨さんは2013年から女性向けの服を着る「女性装」をするようになった。「...

473号 2018/1/1

2017年も、子ども若者に関わるさまざまなニュースが飛び交いました。そこで...

472号 2017/12/15

みんなが学校に行っている時間帯は「楽しいこと」をしてはいけないって思ってい...