不登校新聞

462号 2017/7/15

なぜ私たちは生きづらいのか~学校を切り口に考える

2017年07月18日 11:36 by kito-shin
2017年07月18日 11:36 by kito-shin

 学校を切り口に、子ども・若者の生きづらさに迫る。そんなトークセッションが2017年7月1日、東京で開かれた。登壇者したのは、不登校を始め、マイノリティとされている子どもたちの支援などを行なっている30代だ。

 恩田夏絵さんは、小学2年生のときから学校に行かなくなった。その後は、「大人になれないよ」という周囲のまなざしにつねに傷つき、自分を認められない期間が長く続いたという。現在は、ピースボートに就職し、「グローバルスクール」という生きづらさを抱える子ども若者を対象とした海の上のフリースクールを開いている。

 室井舞花さんはLGBT当事者だ。学校生活はさほど苦しくなかったとふり返るが、それは、あることを堅持したためだ。「同性を好きになるということ」と「父子家庭であること」を周囲にばれないようにフタをすることで、学校生活を送っていたという。

自己責任論に


 認定NPO法人「D×P」の代表理事を務める今井紀明さんの生きづらさの発端は2004年まで遡る。イラク武装勢力に3名の邦人が誘拐された事件が起こった。そのうちの1人が今井さんだ。

 

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