不登校新聞

369号 (2013.09.01)

論説「命が安心できる場を」

2013年12月20日 16:59 by kito-shin



◎不登校11万人の異議申し立て


 今年の「学校基本調査」速報値が発表されました。小・中学校の不登校は11万2471人、前年度に比べ5021人の減少です。毎年、マスコミは数字の増減を話題にし、ここ5年間、減少傾向が続いたため、年々記事の扱いは小さくなっています。

 しかし、統計をよく見ると「経済的理由」で休んだ子どもの数は小学生で37人、中学生は57人です。「子どもの貧困」が社会問題になっていますが、子どもたちは休んでいないことがわかります。長期欠席者のうち「病気」「経済的理由」「その他」の理由以外の子どもたちが「不登校」になります。ある県で、「不登校」対応のため加配された教員が「不登校の子どもはお腹や頭が痛いと休むから、それを病気に分類したら、わが校の不登校の数は激減し、病欠が増えたんですよ。統計次第で不登校の数はどうにでもなるんですね」というのを聞いたことがあります。その通りなのです。年によって不登校と病気の数がシーソーゲームをしている実態があります。
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