不登校新聞

473号 2018/1/1

子ども自殺最多の日「9月1日問題」に思う【2017年をふり返る】

2017年12月25日 14:34 by kito-shin

毎年9月1日の前後、若者がみずから命を絶つという痛ましい出来事が続いています。

 2017年は9月を前にして、ある動物園が「学校に行きたくなかったら動物園に来ませんか」とか、2015年には、ある図書館が「何もしないでいるだけでいい図書館へ来てください」と呼びかけました。

いわゆる『9月1日問題』に社会の関心が向けられてきたことは、ある意味歓迎されるものでしょう――。が、学校へ行きたくない人は、どうして自分の家にいることができないのか、不思議な思いに駆られるのは私だけでしょうか……。

意思表明できず八方塞がりに

 子どもはガマンしてでも学校へ行くのが当たり前で、そういった忍耐力を身につけていかないと、この社会では生きていくことができないという、まったく実証根拠のない教育社会からの呪縛に親も子も翻弄されているように思えます。そう思い込まされていますから、子どもは親の気持ちを裏切るまいとして、いよいよ気持ちが折れてしまっても「(学校に)行きたくない」という意思が表明できず、八方塞がりの状態に陥ってしまうのかもしれません。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

子どもを取り巻く2018年の教育トピックスは「学びの個別最適化」

497号 2019/1/1

不登校・子どもをめぐるトピックスはなんだったのか【2018年をふり返る】

497号 2019/1/1

いじめ過去最多32万件 でも「期待」を寄せられる理由【2017年をふり返る】

473号 2018/1/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

509号 2019/7/1

僕は18歳から25歳まで、7年間ひきこもった。その理由は自分が祖母を「殺し...

508号 2019/6/15

5月19日(日)、東京都文京区にて『不登校新聞』子ども若者編集部主催のイベ...

507号 2019/6/1

16歳が書いた「令和の不登校」への思い。執筆者の相良まことさんは、不登校に...