不登校新聞

607号 2023/8/1

ひきこもり経験者が語る「母にしてほしかったこと」

2023年07月26日 13:29 by kito-shin
2023年07月26日 13:29 by kito-shin

 今年6月、自民党のひきこもり支援推進議員連盟は、加藤勝信厚生労働大臣に対し、ひきこもりの定義の見直しを提言しました。現行の定義の「原則的に6カ月以上、家庭にとどまり続けている状態」について、早期支援の観点から期間の短縮を訴えています。厚労省では、2024年度中に新たなマニュアルを策定するとしています。そうしたなか、ひきこもり経験者らがつくる『ひきポス』という雑誌があるのをご存じでしょうか。最新号の特集のテーマは「ひきこもりと母」。ひきこもり経験者が語る「母親にしてほしかったこと」とは(※写真は『ひきポス』13号 HIKIPOS編集部編 500円税込)。

* * *

 ひきこもりについて、今回は、ひきこもり当事者などがつくる雑誌『ひきポス』をご紹介します。特集が毎号組まれる『ひきポス』の今回のテーマは「ひきこもりと母」。価値観のちがいや距離感、子どもと母のあいだの具体的なやり取り、死別、ひきこもり当事者自身が母になったことで気づいたことなど、ひきこもりと母子関係をめぐり、ひきこもり当事者たちの語りが詰まった1冊になっています。

本書では、不登校・ひきこもりを経験し、現在は一般社団法人ひきこもりUX会議の代表として活動する林恭子さんが、自身の母親と公開討論を行なった際の内容も掲載されています。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「ぼく…もう死にたい」小3の息子の不登校に向き合った元不登校のシングルマザーが語る戦いの物語

625号 2024/5/1

「薬の使い方は?」発達障害について教師・医師・学者が解説

621号 2024/3/1

「不登校からの大学進学」4000人の卒業生を輩出した個別指導塾代表が語る不登校からの学び直しのコツ

620号 2024/2/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…