連載「不登校の歴史」


 2011年2月11日、JDEC(日本フリースクール大会)は、「フリースクール全国ネット」(以下・フリネット)10周年を迎え、新しい法律案である「(仮称)オルタナティブ教育法」の骨子案を採択した。
 
 この教育法は現在「子どもの多様な学びの機会を保障する法律(案)」として、フリネットのなかに事務局を置きながら「多様な学び保障法を実現する会」が主となり運動がすすめられている。
 
 そこで、この新法が、そもそもどういう経緯でなにを目指し、どう検討され、状況がどうなっているのか、ここでまとめて紹介することにする。
 
 そもそもは2008年にさかのぼる。
 
 「フリースクール環境整備推進議員連盟」の結成、学校基本調査発表での不登校小中学生の2年連続増加、とくに中学校では全生徒に占める割合が過去最高を記録した。こうした状況下で、フリネットはフリースクールの社会的な意味、役割の増大、フリースクールの公的支援や環境整備の必要性をひしひしと実感していた。
 
 そこで、フリネットでは来年1月に第1回JDECを開催すること、そこでなんらかの政策提言を採択し、より積極的に歩み出すことが子どもの権利を守るうえで重要ではないかということを考え、総会で承認され、08年8月にJDEC開催実行委員会、9月、政策制度研究会がスタートした。


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