不登校新聞

415号 2015/8/1

ひといき 「学校に行くか、死ぬか」の二択では

2015年08月25日 20:06 by kito-shin



 学校に行くか死ぬか、この二者択一をしてはならない。『不登校新聞』を通じて、私が最も伝えたいことだ。
 
 「学校に行くべき」という思い込みは、いまだ根強いが、たとえば「いじめ」があったらどうか。行けばいじめられるとわかっているつらさ、それを周囲が受けとめてくれない絶望。岩手で自ら命を絶った中学生の心の内を想像すると胸が詰まる。
 
 もちろん、「逃げろ」と言って済むほど、事は単純ではない。逃げた先の安心が見えなければ、最初の一歩は踏み出しづらいからだ。
 
 しかし、それでも、私は言いたい。学校と命を両天秤にかけてはいけない。学校とつり合いが保てるほど、命は軽くない。将来を保障してくれるのは学校ではない。生きているという命の土台だ。だから、「逃げていい」と発信する。8月は、私にとってそういう1カ月だ。(東京編集局・小熊広宣)

関連記事

学校でのいじめは年32万件発生 子どものSOSに気づくためには

490号 2018/9/15

波乱の幕開け 不登校の歴史vol.490

490号 2018/9/15

名前を言わなくてもいいので相談を

490号 2018/9/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

490号 2018/9/15

高校を3日で辞めた長男はまったく外出しなくなりました。とりわけ、同世代の子...

489号 2018/9/1

気持ちの浮き沈みは天気のようなものです。雨が降ったり、雪が降ったりするよう...

488号 2018/8/15

長瀬晶子さん(仮名)の次男は、小2の9月から不登校。「あまりに早すぎる」と...