不登校新聞

415号 2015/8/1

ひきこもり時給2000円 バイトへの恐怖、最初の一歩

2015年08月11日 12:35 by kito-shin


連載「ひきこもり時給2000円」vol.9


 不登校やひきこもりからアルバイトに踏み出すのって、かなりたいへんですよね。そんなの僕らにとっては当たり前のことなんだけど、周囲の人にはピンと来てないことも多い。よくあるのは、「そうはいっても、アルバイトぐらいできるだろう」という誤解。はい、ちがいます。それができるくらいなら「不登校専用アルバイトマニュアル」(本紙403号~411号)なんて企画はやってないです。
 
 僕がいる若者サポートステーションでも、「アルバイトが怖くて一歩が踏み出せない」という相談は多いです。もう、めちゃめちゃ多い。なかでも、みんなが困っているのは、①「職歴の空白が埋められない」②「志望動機や自己PRが書けない」。これが断トツのツートップ。職歴の空白については、ある程度までなら埋められます。祖父母の介護をしてたとか、資格の勉強、親戚のお店で働いていたことにするなど。僕の友人は大学を1年浪人したことにしていました。でも大事なのは、「いかに空白を埋めるか」ではなく、「この人ならうちで働けそうだな」と思ってもらうことです。みんなは、職歴がないことなど、自分の過去にばかり目が向きがちですが、面接官が見ているのは過去ではなく未来。つまりは、「ちゃんと休まずに来られそうか」「すぐに辞めてしまわないか」「未経験からでいいけど、仕事を教えたら覚えられそうか」「ほかの従業員とそこそこ仲良くやっていけそうか」などといったことです。
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