現在、不登校への偏見や誤解はまだ残っているものの、「無理して行かなくていい」ということの大切さは、社会に広く浸透しつつあるように思います。実際に言葉に出してわが子に伝えている親の方もいるでしょう。しかしそれと同時に、「とはいえ、勉強ぐらいしてくれたら私もちょっとは安心できるんだけどなぁ」という想いを持ったことはないでしょうか。
 
 あくまで私の経験ですが、不登校の子どもが家で気持ちよく教科書を開いているなんて話は、あまり聞いたことがありません。「教科書は学校を象徴するもの」である、これが理由として大きいと思います。制服やチャイムなども同じです。学校から離れ、安心できる家で固くなった心を少しずつ解きほぐしている。そこに学校の「ニオイ」がする物が入ってくると、子どもは家のなかでも休めなくなってしまいます。
 
 勉強やその遅れについては、子ども自身が一番気にしています。


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