不登校新聞

196号(2006.6.15)

「なんかいやだなぁ」の正体【子どもの権利条約】

2018年11月27日 17:03 by shiko
2018年11月27日 17:03 by shiko



 「最近、公園で子どもが遊ぶすがたを見ない。公園があっても使わないなら、新しくつくってもしょうがない」

 「家でゲームばっかりしてるんだよ、きっと」

 ある会議でのおとなたちの会話です。

 一方、公園で遊ぶ子どものすがたがあまり見られないのはなぜか、その疑問から出発して異なる結論に行き着いたのは、2003年度中野ハイティーン会議の高校生世代のメンバーたちでした。

 ハイティーン会議は子どもの意見表明事業として、ハイティーンを対象に毎年度中野区が実施しています。

 区内にはじつに152カ所もの公園があります。しかし、「昼間でも子どものすがたをあまり見かけない」とあるメンバーが言うのです。そして「公園のなかを通ると近道だけど、なんかいやだから通らないようにしている」とも言います。

 「なんかいやだ」というのはどういうことでしょうか。さっそく、29カ所の公園について、遊具の種類や公園のルール、公園内や周囲のようす、トイレなどについてチェックしてみました。

 調査をしてわかったのは、以下のようなことでした。

 

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