2016年10月28日、「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」の結果が発表された。前年度に学校を30日以上欠席した不登校の小中学生は約12万6000人で3年連続で増加した。不登校のうち1年間で90日以上欠席したのは約7万2000人で、不登校全体の54・7%にあたる。1日も出席していない者は約4400人(3・5%)だった。これらの調査は、今回初めてなされたもので、長期不登校の割合が高い現況がわかった。
ところで、この調査では、不登校の原因を学校を通じて本人や保護者に聞いている。多い順で、家庭の状況や友人関係、学業不振などによる「不安」が30・6%、「無気力」が30・2%と続いた。
ここは筆者の見解になるが、「不安」や「無気力」になぜなったのか、その原因もあるわけで、「不安」や「無気力」が原因で「本人の問題」と分類されていいのか、疑問が残る。
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