本書は、中学2年生で不登校した娘と母親のやり取りを描いたコミックエッセイです。
テーマはずばり「通えるところ探し」。学校に行かないわが子に対し、フリースクールやサポート校、中高一貫校などを探し続け、3年間で3回も入学金を支払うことになります。そのほかにも医者に通ったり、適応指導教室にも足を運びます。これらすべて、「ふつうの学校に通い、ふつうの仕事に就いてほしい」との母親の想いからです。
読んでいると「お母さん、いったん落ち着いて」と言いたくなる場面もあるんですが、だからといって母親を責める気持ちにはなれませんでした。母親だっていろいろたいへんなんです。
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