不登校新聞

461号 2017/7/1

待つか働きかけるか、不登校対応の“正解”はどっち?

2017年07月07日 12:15 by koguma
2017年07月07日 12:15 by koguma


 梅雨の時季の悩み事と言えば、やはり洗濯物です。私の数少ない趣味のひとつが洗濯なので、外に干してから出かけるか、室内干しという手段を取るか。最近は毎日のように、ベランダで腕を組みながら考えています。
 

不登校の対応 親にできること

 
 不登校の子を持つ親にできることは何か。この問いに、「待つことが大事だ」とする意見もあれば、「働きかけるべきだ」という意見もあります。
 
 正反対のことを言っているように思えるし、何となくどちらも正解っぽい。だからこそ、悩んでしまう。
 
 言うなれば、親の対応における究極の二者択一ですが、私は「待つ」という考え方を支持しています。なぜなら、「待つ」というのは「子どもが動き出すまでただ見つめ、黙って放っておく」と同義ではないからです。「待つ」とは、「環境調整」だと私は考えています。
 

さなぎの動き 外から見えず

 
 不登校やひきこもりの状態を「さなぎ」に例える人がいます。映画『さなぎ~学校に行きたくない』を撮った映画監督・三浦淳子さんもその一人です。
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