『不登校新聞』が創刊されて間もないころに、元東京シューレのスタッフだったSさんを介して、児童精神科医の渡辺位さんとはじめて個人的にお会いする機会を得た。そのときに渡辺さんから渡されたのが、金沢出身の鈴木大拙という仏教哲学者の『禅百題』という一冊の本だった。
お会いした場所が新宿・初台にある東京オペラシティの和食屋で、渡辺さんも初めて来る超高層ビルのレストランからの光景に驚いておられるようすであった。話は鈴木大拙の禅や金剛経の話まで及び、尽きることがないほどであった。
622号 2024/3/15
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