不登校新聞

500号 2019/2/15

聞き方を変えて初めてわかった、学校へ行けない娘の気持ち

2019年02月13日 16:15 by kito-shin



連載「不登校からの母親日記」vol.7

 娘が6年生の冬、小学校は卒業するまで学校へ行かなくても、中学生になったら学校へ行こうとしているのではないかと感じた。

 娘は中学校の制服の採寸にも行き、通学に使う自転車も見てきた。「中学校に相談してみよう」と思いついた。

 しかし、娘本人ではなく保護者が、それも小学生の段階で相談してもよいのだろうか。不安に思ったが、入学前に娘の状況を伝えておかなくてはならない。

 娘のようすを話すと、中学校の相談室の先生は「外出はしていますか?」と娘を気づかってくれた。

 そして「担任の対応には疑問を感じますが、4月からは環境が変わるので、気分も変わり登校することも考えられます。そこで『いっしょになりたくない友だち』と『いっしょなら心強い友だち』をさりげなく聞き出してください。クラス編成で調整します。また、担任は女性か男性か、どちらがいいかも聞いてください」と宿題が出た。

 買い物に行く際に「中学へ行ったら……」と話す娘に友だちの件を聞き出し、担任についても「どんな先生だといいかな~」と聞いてみると「生徒の話をちゃんと聞いてくれる先生なら、女の先生でも男の先生でもどちらでもいいよ」と教えてくれた。

 そうなのか。自分と向き合ってくれる人が必要だったのか、と思った。私も娘もすっかり心は中学校に向き始めた。

学校との関係切れるのが怖く

 しかし、そうは思っても、在籍中の小学校とも関係は切れない。

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