連載「不登校・ひきこもりの家族が迎える5つの関門」vol.2
社会福祉活動の一番の基本に、いろいろな問題や悩みを抱えた人々(クライエント)の相談に応じ、具体的に課題解決を目指すというケースワークがあります。
社会福祉臨床家・バイステックは、相談援助活動を行なう専門職(ケースワーカー)が心がけ、実践しなければならない原則を7つ挙げました。以下、項目だけ記載します。
原則1「クライエントを個人としてとらえる」(個別化)
原則2「クライエントの感情表現を大切にする」(意図的な感情表現)
原則3「援助者は自分の感情を自覚して吟味する」(統制された情緒関与)
原則4「受けとめる」(受容)
原則5「クライエントを一方的に非難しない」(非審判的態度)
原則6「クライエントの自己決定を促して尊重する」(自己決定の尊重)
原則7「秘密を保持して信頼感を醸成する」(秘密保持)
私の体験をふり返って考えると、長女が不登校になったときはことごとくこの原則に反した関わり方をして、長女をボロボロになるまで追いつめてしまいました。
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