不登校新聞

523号 2020/2/1

何年経っても仕事が定まらない、周囲ができる手助けの原則

2020年01月28日 12:37 by kito-shin

連載「不登校・ひきこもりの家族が迎える5つの関門」vol.7

 不登校よりも「ひきこもりが心配」という方もいると思います。「ひきこもり」も、やはり、子どもは一人ひとりちがうという見方が必要だと思います。

 子どもの年齢が上がるほど親の年齢も上がるので「自分が元気なうちに」と親の焦りも大きくなるのはやむをえないことでしょう。

 たしかに、子どもが早く働けることに越したことはありませんが、やみくもに仕事探しに飛び込み、うまくいかないとさらに大きな挫折体験になってしまいます。

 むしろ、これまでの経験を焦らずにゆっくりふり返ることが大事です。

 ひきこもっている背景には、本人の疾病や障害が隠されている場合があるかもしれません。それはひきこもりだけでなく「仕事探し」がうまくいかない場合も同様です。

 その場合、一般就労にこだわると、かえって本人は身動きが取れなくなり、追い詰められることになりかねません。適切な診断を受けて福祉就労の道を探るという方法もあります。

 何よりも「自立=就労」という一本道から少し離れて、本人にとって過重負担にならないような社会参加の道を考える必要があるかもしれません。

 社会福祉学者・バイステックは、「人は一人の個人として認められるべき」だと述べています。

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