不登校新聞

521号 2020/1/1

「不登校の親の特徴とは」現場で働く人から言えること

2019年12月25日 14:20 by kito-shin

連載「すまいる式 子どものわかり方」vol.21

 今回は「不登校の親の特徴はなんですか?」という質問に答えたいと思います。このような質問は学校関係者や支援者からときどきありますが、不登校の保護者自身の悩みとしても多いようです。

 少しネット検索するだけでも、不登校になりやすい親の特徴について、さまざまなことが書かれています。とりわけ不登校をネガティブに取り扱うケースもありました。

 しかし、その多くに学術的な根拠は載っていません。内容も「神経質や過保護」、または「放任主義である」とか、不登校の親でなくてもいずれかの項目には当てはまりそうなものです。

 あるいは、親の特徴と子どもの特徴との関係についてなどの考察もなく、不登校についての偏見を助長させたり、保護者を不安にさせるようなミスリードを招いたりするものも少なくありません。

 不登校(学校恐怖症・登校拒否)の専門的な研究は1960年代ごろから行なわれており、おもに医学的臨床的な見地におけるケース分析などから、対象者の家庭のようすをうかがい知ることはできます。

 しかし、それは誰でも同じとは言えませんし、私も毎年多くの保護者の方にお会いしていますが、「不登校の親の特徴」を言い表すことはかんたんではありません。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校を許すのは「過保護」なのか、フリースクール代表の回答

533号 2020/7/1

「不登校はお母さんのせいだ」という子どもの言葉の裏側にある背景

532号 2020/6/15

子どもの休みグセを「戻したい」と思ったら考えてほしいこと

531号 2020/6/1

読者コメント

バックナンバー(もっと見る)

533号 2020/7/1

新型コロナウイルスの影響により休校していた学校も再開されつつある。今後、ど...

532号 2020/6/15

東京大学の大学院在籍中から6年半ひきこもった石井英資さんへのインタビューで...

531号 2020/6/1

「子どもに休みグセがついてしまい、学校生活に戻れるか心配」、そんな声に対し...