不登校新聞

537号 2020/9/1

ひきこもりの僕が被災地で見た同じ苦しみを抱える人たち

2020年09月11日 16:08 by shiko

連載「ひきこもって見えてきた道」vol.3

 小学6年生で不登校をし、20歳のころの就職を機にひきこもりをしていた僕は、家族や社会に罪悪感を持ちながら生活していた。

 そんななか、2011年の東日本大震災が起き、悩みながらも被災地のボランティアセンターへ赴くことになった。

 僕の活動は、ボランティアセンターに寝泊まりしながら、仮設住宅に訪問して被災者の要望を聞き取り、必要な物資を被災者に届けるというボランティア活動だった。

 他人と接するのが以前から苦手だった僕は、緊張しながらも訪問活動を続けていた。

 とある仮設住宅に訪問したとき、ひとり暮らしをしているおばあちゃんと出会った。僕はおばあちゃんに「何か必要な物資はありますか?」と尋ねると、おばあちゃんは涙を流して、こう言った。

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