不登校新聞

550号 2021/3/15

なぜ現在の支援は不十分なのか、ひきこもり経験者が考えてみた

2021年03月15日 18:45 by motegiryoga


新舛秀浩さん

連載「仮説なんですが…」vol.47

 私は不登校・ひきこもりを経験し、今は講演活動などに従事している。昨年「不登校が最多を更新」というニュースが流れたが、不登校・ひきこもりはなぜ増えたのか、そして今、どのような支援が求められているのか、私なりに考察したいと思う。

 私は、不登校・ひきこもりが増えた理由を解くカギは、「バブル以前と以後での価値観の変容」にあるのではないかと考えている。 

 あくまで私見だが、バブル以前は、「他人にどう見られるか」を軸とした「他人軸」が価値観の中心にあったのだと思う。「他人からよく見られたい」「賞賛されたい」という思いから、みなが物質的な豊かさを求めたり、親は子を塾へ行かせ、偏差値の高い大学へ行かせたがった。高学歴であること、たくさんお金を稼ぐことが賞賛の対象となり、みながそこを目指した。

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