不登校新聞

578号 2022/5/15

離島における不登校の現実、親のしんどさ 奄美大島に誕生した「フリースクールMINE」

2022年05月12日 12:43 by kito-shin

 2021年、初の民間フリースクールとなる「フリースクールMINE」が鹿児島県奄美市に誕生しました。代表を務める林花穂さんは自身、不登校の子を持つ母親でした。わが子の不登校をめぐって「最初は不登校を受けいれられなかった」「せめて高校ぐらいはと葛藤し続けた」と語る林花穂さんは、母親としてわが子の不登校とどう向き合ってきたのか。そして、みずからフリースクールを立ち上げるに至った背景にはどのような思いがあったのか。「不登校の概念をなくしたい」と語る林花穂さんに、お話をうかがいました(※写真はフリースクールでのようす)。

* * *

――林さんの不登校とのかかわりからお聞かせください。

 子どもが3人いまして、真ん中の娘と末っ子の息子が不登校でした。当初は子どもの不登校をなかなか受けいれることができなかったんですが、2013年に「一歩の会」という不登校の親の会を、あるスクールソーシャルワーカーが立ち上げてくれました。「一歩の会」の世話人は現在、私が引き継いでいまして、これが私の転機であり、また原点でもあります。

――「フリースクールMINE」を立ち上げたいきさつをお聞かせください。

 東京で開催されたフォーラムに娘といっしょに参加した際、フリースクールやホームエデュケーションで育った子どもたちの話を直接聞く機会がありました。そんな育ち方があるのかと、まさに目からうろこ。親子そろって衝撃を受けました。

親の会、娘の一言が後押しに

 それからフリースクールについて調べ、フリースクールスタッフ養成講座に参加するなかで「奄美にもフリースクールがほしい」と思うようになりました。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

母・支援者として見てきた不登校の20年、親子で大丈夫と思えるために必要なこと

578号 2022/5/15

毎日の欠席連絡は地獄です。不登校の親に聞く「8つの質問」その1

577号 2022/5/1

ゲームの制限や勉強はどうしていた?不登校の親に聞く「8つの質問」その2

577号 2022/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

577号 2022/5/1

項目にチェックするだけで、学校と親が話し合いをする際に使える資料にもなる「...

576号 2022/4/15

子育ての話題では、お父さんがどうしても置いてきぼりになりがちです。夫婦です...

575号 2022/4/1

わが子が不登校になったとき、親としてどんなことがつらかったか。不登校の子ど...