不登校新聞

375号 (2013.12.1)

第25回 宗教で立ち直った事例は?

2013年12月25日 11:12 by kito-shin
2013年12月25日 11:12 by kito-shin


連載「孫の不登校」


 私の孫は、長男の子どもが女の子と男の子、長女の子どもが男の子で、3人の孫に恵まれ、しあわせでした。

 ところが、長女のほうの孫がまだ小学2年生というのに、学校へ行けなくなったんです。父親が何とか連れて行こうとすると、泣き叫んで、何事かと近所の人が見に来るぐらい抵抗します。

 母親は電車で30分くらいの隣の市の公民館で親の会があることを知って出かけて行って以来、「無理に登校させない」と言うようになりました。

 母は仕事を持っているので、昼間、私が孫の相手をしているのですが、お勝手でも2階でも私についてまわるのです。こんなことでいいのかと、お茶のお稽古仲間にもらしたら、とある宗教への入会をすすめられました。半信半疑ながら、孫のためにはなんでもやってみようか、と思っています。でも、その前に、宗教で立ち直った例が実際にあるか、ちょっと聞いてみたいんですが――。 

 こんな電話相談がありました。80年代、90年代には「宗教からの肩たたき」は、かなりありました。でも、いまでも時々こんな相談が入り、正直驚きます。

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