不登校新聞

375号 (2013.12.1)

第22回「『脱ひきこもり』から3年」

2014年02月13日 15:58 by kito-shin


◎連載「ひきこもるキモチ」

 11月も半ばになり、冬の到来を肌で感じるようになった。自転車に乗ってるとポケットに手を突っ込みたくなる。ひきこもっていた当時、この寒さがたまらなく苦痛だった。寒いというだけで憂うつは深まり、身体中が錆びたように動かなくなる。買い物に行こうと迷い悩んで4時間、5時間……、寒いとか、疲れるとか、しんどいとか、そういったストレスに耐えられなかった。ふつうの人からすれば、ちょっと気合をいれて乗り越えることが同じようにできなかった。いまから思うに、まさに「気がちがって」いて、「気を合わせる」ことができなかったのだろう。ちょっとのストレスで何もできなくなっていた。健康であれば「気を合わせる」ことはたいへんなことじゃない。当たり前のように気合をいれてるので、ストレスだらけの世界に鈍感になっている。病んでる人がちょっとしたストレスに耐えられず、まわりの理解を得られないのは、このためなんだと思う。いまの僕は、ふつうの人より寒さに強いほうだ……。
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