不登校新聞

254号(2008.11.15)

第2回 受け止めが解体への道

2014年05月22日 14:52 by nakajima_
 
 

連載「親子ってなんだろ?」 


このインタビューは里親・里子から親子問題を考える連載「親子ってなんだろう」の2回目。前号に引き続き、芹沢俊介さんのお話を掲載する。

――児童養護施設や里親の役割は何なのですか?
 児童養護施設や里親の役割とは、「受けとめ手」としての親になることです。産みの親は最初から親ではありますが、初めから受けとめ手としての親ではありません。僕は受けとめ手としての親と産みの親は分離できるんだと思うんです。

 ただ、注意したいのは、やはり産みの親が受けとめ手になるのがベストだということです。「光の子どもの家」の菅原哲男さんも「親は子どもを捨てられるけど、子どもは産みの親を捨てられない」と言います。まわりから見れば「ひどいことをするなあ」と思われる親でも、子どもはその親からの連絡を喜ぶし、「そのときの笑顔は僕らにはつくれない」と菅原さんは言うんですね。長くファミリーグループホームを営んでいる相馬豊さんも「はっきり親が死んだとわからないかぎり、子どもは、その家の子になりたがらない」と言っています。子どもは親を捨てることができないんです。親にこそ無条件で自分を差し出してほしいと思っているんですね。

――芹沢さんは、よく「無条件」を強調しますね。
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