昨年1年間の全国の自殺者は3万3093人で、10年連続で3万人を超えたことが警察庁のまとめでわかった。前年より938人増加し、60歳以上と30代が前年より増加した。「学生・生徒」の自殺者数は873人で2年連続で増加した。「学校問題」を動機・原因とする自殺は338人いた。
自殺者数全体を見ると、年齢別でもっとも多かったのが60歳以上で1万2107人(987人増)。次いで50代7046人(200人減)、40代5096人(88人減)、30代4767人(270人減)、20代3309人(86人減)、20歳未満の自殺者数は548人(75人減)と、例年通り、年齢が上がるにつれ自殺者数が増加する傾向が見られた。自殺率(自殺者数÷人口×10万人)で見ると、50代がもっとも多く38・1。次いで60代が33・7、40代が31・9。男女別で見ると、男性が全体の71%を占め2万3478人(前年より665人増)、女性が9615人(273人増)であった。
読者コメント