不登校新聞

230号(2007.11.15)

北大研究班 面接調査でうつ病4.2%

2014年12月24日 14:47 by 匿名
2014年12月24日 14:47 by 匿名
 07年10月8日、今年4月から9月にかけて、北海道大学研究チーム(伝田健三准教授)が小学生と中学生を対象に行なった気分障害の有病率に関する疫学調査の結果を公表した。それによると、4・2%の児童生徒がうつ病ないし躁うつ病を有しているという結果が出された。質問紙による調査ではなく、精神科医の直接面接によって行なわれた疫学調査として、これほど大規模な調査は国内では初めて。

 今回の調査対象校となったのは、北海道千歳市内の小学校8校と中学校2校。小学4年生~6年生の616名、中学校1年生の122名、計738名の児童生徒が研究対象となった。調査校に4~6名の精神科医が出向き問診、小児青年用の精神疾患簡易構造化面接法(MINIーKID2005)の診断基準に基づき、調査を行なった。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校の要因はいじめ」子どもと教員、認識差に6倍の開き

624号 2024/4/15

東京都で2万円、富山県で1万5千円 全国の自治体で広がるフリースクール利用料の補助のいま

622号 2024/3/15

「不登校のきっかけは先生」、「不登校で家庭の支出が増大」約2800名へのアンケートで見えてきた当事者の新たなニーズ

619号 2024/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…