不登校新聞

230号(2007.11.15)

ゆとり破棄、学力・道徳“充実”へ

2014年12月24日 14:40 by 匿名
2014年12月24日 14:40 by 匿名
 07年10月30日、中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の教育課程部会が開かれ、標準授業時間増加案などを含む「審議のまとめ」が大筋で了承された。これにより、実質的な審議が終わり、はやければ2011年から新学習指導要領が実施される。審議のまとめは、中学理科を3割増にするなど小中学校で主要教科の授業時間数を増やし、総合的な学習の時間を大幅に減らす提案がされた。

 了承された審議のまとめによると、小中学校では理科、算数・数学、外国語(英語)の授業が33%から16%増加し、02年度に完全実施された現行の指導要領以前の水準に戻ることになる。増加率が最も高いのは、中学の理科と外国語で各33%。中学の数学22%、社会19%、保健体育17%と続く。この結果、中学理科が89年に改訂された現行より一つ前の指導要領を上回るのをはじめ、外国語は89年改訂時以上、算数・数学は同時間数になる。

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